良い作品は本物の観察から | 05/04/28 |
実際に存在する車の模型を作って楽しむのが我々カーモデラー。カーモデルを作るには実車の観察が欠かせません。観察は雑誌であったり、カタログだったり、実車だったり。 私の経験から言うと、プラモに限らずどの分野でも、上手い人ほど観察力があります。 似顔絵の上手い人は顔の特徴を捉える観察力が優れていますし、楽器の上手い人は演奏を聴く耳や音色を聞き分ける能力に優れている。 雑誌のフライデーだって芸能人の観察力に優れているとも言えます。 (ホントにこの例えでいいんか?) 車のプラモを作る人は実車と完成したプラモをじっくりと見比べてみると意外な発見があるはずです。 例えばウインドー。プラモは例外なく裏から嵌め込みですが、実車は開閉する窓を除いては表から入れ、ボディの面とほぼ面一になっています。 サイドウインドーも、黒い窓枠とゴムのウェザーストリップの2素材が組み合わされています。 やはり、「良い作品は本物の観察から」です。 関連するかどうか解かりませんが、レースを見に行ってきたので、レポートを。 |
見に行ったのはスーパー耐久レース第1戦、仙台ハイランド。 スーパー耐久は基本的に市販車を少しだけ改造して行われるレースで、身近な車種が多いのが特徴。昔のN1レース。 車両はST1〜ST5までの5クラスに分けられて、混走でレースが行われます。 ST1クラス:排気量:3501cc以上(ポルシェGT3、日産Z特認車両) ST2クラス:排気量:2001cc〜3500cc 4輪駆動(ランサー、インプレッサ) ST3クラス:排気量:2001cc〜3500cc 2輪駆動(Z、NSX、RX-7、M3) ST4クラス:排気量:2000cc以下(インテグラ) ST5クラス:排気量:2000cc以下で改造範囲が大きい(アルテッツア、インテグラ) 車の改造範囲は狭く、車両メーカー(TRDやnismo含む)が用意するオプションパーツの装着のみが認められるといった具合。車両メーカーが販売していないタービンやカムは付けられない。ファインチューンといった具合。 レースの舞台仙台ハイランドはコース標高差が37mとアップダウンがあり、峠道のような雰囲気のコースで、テクニカルサーキットといえます。また、珍しい左回りのサーキットというのも特徴。 走行料金も国際規格のコースの割りに安く、走行会などで人気のコース。 昔はGTやJGTCもやってたけど、今はS耐とF3くらいになってしまった。 |
2005/04/22 公式練習日の金曜日。午後から時間が取れたので行ってみる事に。 入場料\1,000で見れるし、パドックにも入れるし。 |
給油を行うC-WEST ORC アドバン Z | ポルシェのワンメイク状態のST1クラスに殴りこみを掛けてきたエンドレス アドバン Z | 派手な迷彩カラーのPERSON'S elf YH NSX FAB |
昨年は総合優勝を僅差で逃したADVAN DENAG GT3 織戸・谷口 組 | WING PERMAGARD IMPREZA | 裏ストレート終わりのシケインは雨でも縁石カットが基本。 |
時折小雨がパラついていたが、3時過ぎには完全なウエットコンディションに。 練習を切り上げるチームもあれば、ウエットのセッティングを試すチームもあった。 |
2005/04/23 予選日となる土曜日。晴れてはいるものの、風が強く非常に寒い。 S耐と併催されるサポートレースはVitsレース、インテグラワンメイク、フォーミュラトヨタ(以下FT)の3つ。サポートレースも楽しみの一つです。 土曜日はS耐の予選の他にはVitsの予選、インテグラの予選、FTの予選と決勝(FTは土曜日に1レース、日曜日に1レースの2戦開催)が行われる。 |
晴れた土曜日の仙台ハイランド。風が強く寒い。 |
S耐はメーカー純正パーツが基本ともなるレース規則。インプレッサはSTiから発売されたS203という改造車に装着されたサイズの18インチホイールを用意していたが、予選前の車検で、S203はJAF登録車では無い事が発覚し、18インチを履くインプNo,2とNo,63は予選はもちろん、レース出走そのものが危ぶまれた。 (18インチにすることでグリップの持続性が高く、ランエボを追い詰める秘密兵器だったらしい) 結局はスバルの部品リストに18インチホイールが記載されている証明が取れ、決勝出走が認められた。 予選は走っていないので最後尾からのスタートとなってしまった。追い上げに期待か。 |
2005/04/24 決勝日となる日曜日。天気は晴れ。風も穏やかで、レース日和となった。 寝坊してVitsレースとインテグラワンメイクを見逃す・・・。残念。 Vitsレースは個人的に注目してたんだよね。パワーが無いVits、それも市販ラジアルタイヤのレースなので、ライン取りやなんかを見たかったんだが・・・。 |
絶好のレース日和。お客の入りもボチボチ。 |
予選では、1Lapだけの渾身のアタックでST2クラストップのNo,11オーリンズランサーの中谷 | ST3クラスから出走のヒロミ。隣は監督の脇阪寿一。浮かない顔をしております。ピットレーン速度違反で罰金3万円の為か? | 改造範囲の広いST5アルテッツアのEg。でかいインダクションBoxが目を引く。 |
全車グリッドについてフォーメーションを待つ。 | フォーメーションLap開始。黄色と青のインプレッサは前述の理由で最後尾からの追い上げ。 | ローリングスタートから1コーナーへの突っ込み |
2週目、No,1のファルケンポルシェがNo,11オーリンズランサーに煽られる。クラス違いなのに。 | スタートから10週くらいまではランサーがポルシェを煽りまくった。 | 最後尾からスタートのNo,2フジツボインプレッサもST2クラス2位を走るRSオガワランサーに追いついた。 最終コーナーでアウトに並びかける。 |
ストレートでパスした! オープニングラップは1週で12台を抜き去ったNo,2フジツボインプの吉田寿博/小泉和寛 組 |
前半から飛ばし、マージンを築くNo,25ADVAN DENAG GT3の織戸 | No,11オーリンズランサーの驚異的なラップライム。ポルシェのラップと遜色ない。 |
さて、このレースはハイランドを100Lapするんですが、ドライバー交代と給油、タイヤ交換をどのタイミングで行うかが勝敗を左右するカギになります。 前半から飛ばしているNo,25ADVAN DENAG GT3は50週程度でピットインの1ストップ作戦。対してNo,1ファルケンポルシェは31週目に1回目のピットイン。つまり2ストップ作戦を取ってきた。後半追い上げようという作戦だ。 ちょうど折り返しの50週目あたりでコース上に止まったマシン回収の為、セーフティーカーが入った。コース上追い越し禁止になり、セーフティーカー先導のスローペース走行。ここでNo,25ADVAN DENAG GT3の織戸がピットイン。ナイスピットインと思われたが、ピットアウト時にセーフティーカーの前で戻れず、1週をロス。ファルケンポルシェもセーフティーカー走行の間にタイヤ交換をタイミングよく済ませ、2回ピットに入りながらもNo,25から首位奪還に成功。 セーフティーカー先導中に予定よりも1回多くタイヤを交換できたメリットを生かすべく、No,1ファルケンポルシェ田中哲也が猛プッシュ。2位に落ちたNo,25ADVAN DENAG GT3谷口は残り50週をタイヤ無交換で走りきる作戦の為、ペースを上げず。 73周目に23秒の差を築いてNo,1ファルケンポルシェが三度目のタイヤ交換。ここでNo,25ADVAN DENAG GT3にトップを奪われる。差は30秒。フレッシュタイヤを得たファルケンポルシェは何処まで追い上げられるのか。 |
非常に見ごたえのあったスーパー耐久第1戦。レースリポートは以上。 皆さんも見る機会があったら見たほうが良いですよ。オススメ。 今回は私1人で寂しく行きましたが、1人で行っても飽きずに見れますよ。 |
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